はじめに
中国語を勉強する場合は、自分に合った参考書を選ぶことが大切です。
また発音の練習から中国語検定やHSKの対策まで、各人の目的によって
テキストを使い分けることも重要になります。
今回は中国語学習におすすめの単語教材を、ランキング形式で紹介します。
おすすめの参考書の選び方やその活用方法なども解説するので
ぜひ参考にしてください!
自己紹介
中国語教材(発音練習)のおすすめランキング5選
中国語学習の中で最も難しく、そして最も大切だと言われているのが発音です。
中国語には36の母音と21の子音があり、それらを組み合わせると約400種類もの発音ができます。また「声調」という音の高低による分類も考えると、1300種類程度の音を発音が可能です。
それらの音をきちんと出すには、舌の使い方や口の形などがポイントになります。
正しい発音ができないと、せっかく文法や単語、フレーズを覚えても、意味が通じないという事態に陥ってしまうので、発音は最重要です。
よって最初のうちは、参考書の付属CDや学習動画、ピンイン表なども活用しながら、発音をしっかり練習するのが良いでしょう。ちなみにおすすめの練習方法はシャードイングです。
また塾やスクールで、中国語の指導経験が豊富な講師から直接教わるのも有意義だと言えます。
5位:中国語発音マスター
中国語通訳者を長年育成してきた日本人講師が、イラストと音源を用いて中国語の発音を体系的に解説してくれるという参考書です。テキストベースで論理的に発音が習得できるように設計されています。
日本人の方がネイティブよりも意識的に発音しているという意味では、教わるなら日本人からの方がわかりやすいと言えるでしょう。
しかし、本書には発音がカタカタで表記されている箇所が多いので、初心者はあまりそれらを見過ぎないように気をつけるべきです。正しい音を思い出すための一助として活用する程度にとどめましょう。
4位:四声完全マスター[MP3音声付]
声調だけを徹底的にトレーニングできる参考書です。一音節から段階的に練習していけるので、初心者でも無理なくレベルアップを図ることができます。
また再生速度やトレーニングメニューのバリエーションは実に豊富であるため、飽きることなく練習することができるでしょう。
CDに収録された音声は5時間30分もあるので、意欲的に学習すれば、バッチリ声調をマスターできるはずです。
3位:動画で身につく!中国語入門 発音+文法
中国語の発音と文法の基礎を、動画とテキストで学ぶことができる参考書です。
動画は200本以上収録されていますが、全て3分以内で完結するのでサクサク見ていくことができます。
発音の解説では口元の形や口内の断面図などが視覚的にわかりやすく表現されているので魅力的です。
音はクリアでテンポも良いので、非常に聞きやすいと言えるでしょう。
2位:改訂新版 紹文周の中国語発音完全マスター
35年以上日本人に中国語を教えてきたベテラン講師が執筆したテキストです。音声を聴くだけではわからない発音のノウハウを、テキストベースで詳しく解説してくれるので、初心者には良いでしょう。
発音時の正しい口の形をイラストや写真で丁寧に解説してくれるので、練習が捗ります。独学でもネイティブのような発音ができるようになるでしょう。
他の映像教材と合わせて活用すれば、高い学習効果が期待できるのでおすすめです。
1位:日本人のための 中国語発音完全教本
こちらも正しい口の形を写真やイラストで見ながら学べるテキストです。
日本人が苦戦しやすい「an」と「ang」の発音の違いなども、詳しく解説されています。
ちなみに本書で指南されている中国語の正しく美しい発音を体得するためのポイントは以下の5つです。
このテキストではこれら5点を踏まえた発音練習ができます。
また出版社のサイトなどでは、舌の位置や唇の形、口の動かし方などを動画で確認することもできるので便利です。
まとめ:まずは発音を勉強する!
中国語学習では、発音が最も大事であると言っても過言ではありません。中国語は多種多少な音で構成されており、音が違えば意味も違ってくるので、発音が正確でないとまともに会話することは不可能です。
そのため、まずは全ての母音・子音を正しく発音できるように練習し、続いて基本的な単語の発音を覚えていくのが良いでしょう。
① 声調について
中国語の発音には「声調(四音)」という分類があります。
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第一声:高い一定の音
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第二声:低音から高音に上がっていく
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第三声:低音帯で下がって上がる
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第四声:高音から低音に急降下する
このようなトーンが各漢字に当てられており、例えば「妈」「麻」「马」「骂」は全て「ま」と読みますが、それぞれで声調が異なります。
この声調は日本語や英語にはない概念なので、初学者にとっては難しく感じられるでしょうが、初期段階でしっかり覚えてしまえば簡単です。
ややこしい例外などはほぼないので、参考書の例文や音声なども活用しながら、早いうちに覚えてしまうのが良いでしょう。
② ピンインについて
ピンインとは「你好」に対する「ni hao」のような、中国語の発音記号です。実際にはこのようなアルファベットに、声調を表すアクセント記号が付いています。
中国語には「ang」「iong」などを含む36の母音と「ch」「sh」などを含む21の子音があり、それらの組み合わせからなるピンインのパターンは400種類程度です。
中国語の発音学習では、声調とこのピンインを覚えなければなりません。
なお、ピンインは基本的に一つの漢字に対して1種類だけであり、多くはローマ字読みできるので、地道に覚えていけばそれほど苦労はしないでしょう。
しかし、中には日本人が苦戦するような発音もあるので、参考書に付属しているCDなどを活用して、しっかりと練習してください。
今後も更新していきますので参考にしてみてください。
番外編 〜ちょっと勉強してみようかなに丁度いい教材♪〜
「すぐに話せて必ず通じる 李姉妹と基礎から中国語」
☆YouTubeで活躍されている李姉妹の本。
【初心者に丁度いい理由】
・とにかく内容がしっかりしている
・ボリュームがある、音声が聴けるなど、工夫がされている
・読んでて飽きにくい
・イラストがあり堅苦しい勉強本という感じが一切しない
タイトルの通り基礎から学べるので、初心者ほどゆっくり読み進めて行きたいと思える優しい一冊です。数ある中国語学習本の中で迷われてる方は初めての一冊にこの本を選べば間違いないと思います。